規模や条件にもよりますが、標準的なペチカでおよそ10日〜2週間位です。
もちろんスチール煙突でも可能ですが、次の理由によりお勧めしていません。
基本当社で設計施工一式請負としています。申し訳ありませんが、施工要領だけ教えるわけにはいきません。
自宅ペチカはご要望があればいつでも見学可能です。
通常条件下でのペチカ工事材工共一式の請負金額は、
2階建て木造家屋で標準的サイズのオールレンガタイプの場合でおよそ税別144万円くらいです。
但し、基礎コンクリ工事、屋根穴あけ板金工事、仮設足場、諸経費の代金は含まれておりません。
平屋の場合煙突が短くなるので、その分安くなります。ペチカの大きさでも価格が増減します。
お見積もりは無料ですのでお気軽にご相談ください。
基本的には鉄筋は使いません。レンガは平積みで互い違いにセメント目地によって接着し、箱型に積まれていくので安定しています。
また、鉄は熱による膨張率が高いので、埋め込むと亀裂の原因となります。 但し、一部接合部分等、力骨(強度のある太い針金)等を接着モルタルの中にいれて、補強する場合もあります。
地震対策として、柱や梁など構造体木部と、L字金物で接合して地震時の倒壊を防止しています。
機密性の高い住宅の場合、外気導入パイプは必要です。しかしながら、建築基準法で新築住宅については、平成15年7月1日〜、24時間換気が義務づけられています。外気流入口が居室に付いていれば、通常必要ありませんが、つけた方が引きは良くなります。
煙突はレンガを互い違いに、箱状にモルタルで接着しくみ上げているので安定しています。
煙突内部の口径は23〜25pの真四角です。
煙突煤(すす)は通常の薪ストーブの1/25〜1/50の量です。煙突掃除はほとんど必要ありませんが、煙突トップはメンテナンス時に取り外し可能で、煙突内部がストレートに見える構造になっています。
煙突トップはステンレス・アルミ製でさびにくい構造になっています。また鳥が巣をつくらないように(H24.12〜)防鳥金網を装着しています。
煙突へは低温となった煤の少ない水蒸気が流れます。煙突レンガが木部と接触していても問題ありません。万が一煙道火災になったとしてもレンガは耐火物なので大丈夫です。
煙道火災の原因は内側に付着したタールです。タールに着火すると煙道火災が起きます。タールは湿った薪を使うと沢山出ます。タールが出ないように乾燥した薪を使ってください。
もちろん一体構造も可能ですが、次のようないくつかの理由があります。
直径30p位×長さ45pくらいを目安にしています。また、針葉樹セッパ(製材時の丸太の外側の端材)を想定していますが、広葉樹の場合なら、火力も強く火持ちも長いので、使用量が減ります。
燃やせるものなら何んでも良いです。特に種類を選ぶ必要がありません。ただし、生ハム・ローストビーフなど作るときは広葉樹が適しています。
ペチカ本体外側には掃除口が各煙道にそれぞれ1か所付けてあります。ペチカ本体のすべての煙道が掃除できるようになっています。1シーズンに一回程度の掃除で十分です。
初めて使用してから徐々に灰はたまっていきますが、初めのうちは取らずに5〜6センチ程度(レンガ厚1丁分)までためてください。灰があるほうが火床が安定します。またオキになってから灰の中で残るので、保温性能が向上します。
特にありませんが、消防法などは居住する地域ごと異なりますので、自治体にご確認お願いします。ペチカは耐火物のレンガで密閉して作ります。表面温度も高温にならず、耐火構造のため安全性は高いです。本場ロシアでは横引きタイプのペチカは一酸化炭素中毒になりやすく禁止されています。弊社では熱効率と安全性の高いシベリア式縦引き構造で作っています。また、アメリカではペチカ構造でない薪ストーブを禁止している州もあります。日本では規制がありませんが、煤(すす)の量が圧倒的に少ないペチカは環境にも優しいのです。
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